2009/12/22

Christmas time in ・・・


クリスマスの時期は
銀座4丁目。
何故か昔からそんな気分に。

少しできた時間でこの街を歩き
和光のショーウインドウから交差点を
眺めてみる。

傍観者になって道行く人の笑顔を
見るのも悪くない。


冬至の今日は
キャンドルライトを灯す夜。
小さな炎は、踊るように姿を変え
優しくて切なくて愛しくて暖かい

LEDライトの眩いばかりの
クリスマスイルミネーションも
良いのだけれど・・・

2009/11/24

ダイアログ・イン・ザ・ダーク

真っ暗闇の中にいた。
僕を含め8名
1時間半近くもだ。

密室ではなかった。
古い民家
懐かしい公園
家庭的なBar
そんな場所だ。

暗闇が怖くて心配で
すっかり萎縮していた。
それこそが感覚(五感)を
鈍らす(閉ざす)源だ。

暗闇を受け入れて
積極的に楽しもうと思えた時から
暗闇は敵ではなくなる。

そうなれたのは
適度なリラックスのお陰だった。
そのスイッチは
あたたかい紅茶かも知れないし
甘口のワインかも知れない。

実はこれ「ダイアログ・イン・ザ・ダーク 」
という真っ暗な中でのイベントで
世界25カ国600万人以上が参加している
エンターテイメントです。

何年も前から行きたかったのだけれど
不定期の開催で、気づいた時には
いつも売切れ状態。
今回のロングラン開催で
やっと参加することができました。

目に見えるとか見えないとか
形あるとかないとか
広いとか狭いとか
仲間とか他人とか
自分と世界とか
本当に大切な事は何だろう。
境界なんてどこにあるのだろう・・・。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク
おすすめです^^
(Dialog in the dark)
http://www.dialoginthedark.com/

2009/11/13

パイレーツ・ロック / RADIO ROCK REVOLUTION


この映画は本当に面白かった。
実はストーリーの、このくだりを読んだだけで
観る気まんまんになりました。

「1966年当時のイギリスでは
ポピュラーミュージックの放送を一日45分に制限していた。
けれども法の適用がない海域で、船から一日中
ロックミュージックを放送していた海賊船が実在した・・・。」

40年以上前の物語の中で
僕が大切に思い続けている何かに触れられている気がして
ここ一週間、言葉にならない幸福な思いを抱えていました。

ポピュラーミュージックは・・・
・恋愛と美味しい白米の中間のような必需品で
・大切な思い出には必ず音が鳴っており
・好きな音が一緒の人とは、たいてい仲良しになり
・いい音と出会った時には嬉しくて誰かに伝えたくなったり

音楽と自分との関係を考えている今週は
音楽に感謝している自分に、はっと出逢えました。

ありがとう「パイレーツ・ロック」

Rock'n Roll !

2009/11/01

空間が変わる



近くで開かれていた
生け花の展覧会を見に行きました。

華道の事は、詳しくないのですが
思わず見入ってしまった作品は
空間に放つオーラがすごくて
周りの空気が凛としています。

自分も何か創りたい・・・
久しぶりに、そんな思いが満ちてきました。
そうそう秋は「芸術」の季節ですね。

一昨日、横浜アリーナで観た
Perfumeも素晴らしい舞台芸術・・・でした^^

2009/10/19

さようなら、トノバン

トノバンのアルバム「ベネツィア」(1984)収録の
ハリーズ・バー


僕はひとりでいる事が好きなので
気持ちいい一人のとき
辛い一人のとき
いつも、トノバンのハリーズバーを
口ずさんでいました。


♪ハリーズBAR   
       作詞   安井かずみ
       作曲・歌 加藤和彦

キャフェで読むニュースは
2日遅れのヘラルドトリヴューン
誰に 気がねもなく
過す時間も いいものだと

子供たちの遊ぶ
広場を抜けて あてない午後
他人が振り向くほど
淋しくないと 口笛吹く

*例えば 君とハリーズBAR
 いつもハリーズBAR
 夕暮れどき
 あの頃 君とヴァイオリン
 甘いヴァイオリン
 見つめていた
 二人なら 何処にいても
 人生になる

ガラス越しに眺く
古いアンティック・ショップ
ヴェネツィアン・グラス
暫し 腕組みして
想いに更ける 旅のつれづれ

ふと 君がそばに
居る気配に 振り向いては
そんな 筈もないと
にが笑いして 誤魔化してる

 例えば 君とハリーズBAR
 酔えばハリーズBAR
 喧嘩をしたり
 あの頃 君とシンフォニー
 愛のシンフォニー
 奏でていた
 ふたりなら 何をしても 
 人生になる

* くりかえし ♪


***

エレガントで
美しい孤独 もある

そんな曲だと思って
ずっと愛してきました。

憧れの人、トノバン(加藤和彦さん)
どうぞ、安らかに。

2009/10/13

ROUTE 17.18

国道17号線(中山道)を高崎まで行き
長野方面に向う国道18号線を走り続けると
日本海(直江津)に出る。

300km
一日で行って見よう・・・

10/11(土)
深夜出発
高崎で夜明け。



碓氷峠~軽井沢
ペダルを回せ回せ・・・
休憩したらまた回せ回せ・・・
上り坂とは、そういうもので
そうにしか登れない(涙)

軽井沢で、ほっと一息
半分近くまで来たが
予定よりずっと遅い。



14:30長野着
雨そして虹
急に冷え込む
フロントギヤの調子が悪い

そんな口実もあるのだが
日暮れから夜の山道を走る事を断念し
長野市内に一泊。



翌朝は快晴だけど冷える長野市内
残り80km
今日はのんびり走ります・・・。

妙高高原に向うアップル街道。
たくさんのサイクリスト達。
すれ違い際の挨拶が
気持ちいい。

山の天気
雲行きが変わり、雨
妙高から新潟にかけて
ゆるい下り坂が長く続く
標高が下がるにつれ
空気がどんどん暖かくなる



直江津に到着
海のすぐ向こう側は韓国やロシア、中国なんだなと
ここが行き止まりではないような気がしてくる・・・。

本当は、その日のうちに着きたかった日本海
チャレンジは失敗^^;



課題は次回へのお楽しみに。

2009/09/25

99 stories

2005年の10月から
ここに日記をつけ始めて
丸4年。
4年で99話
1ヶ月で2話ペース(?!)。

音楽の話から最近では自転車の話が
多くなってきましたが
時と共に少しずつ何かが変ってきた事を
自分自身も楽しんでいます。

また先日の「Midnight tripper」という
日記のタイトルに、すぐ反応してくれた友人、
(佐野元春の”真夜中に清めて”の一節)
そんな方々に支えられてきたのだとも
思いました。

4年後には
今では想像もできないような事で
遊んでいる日記が書けたら良いなと
思います・・・。

今日は、ちょっと「つなぎ」の一話でした^^;

2009/09/22

Midnight Tripper


深夜に仕事。
AM2:00
都心を自転車で走り抜ける。

静かな交差点。
いつもより少しゆっくり走り
風の音を楽しむ。

こんな時に歌える鼻歌が無い事に気づく・・・
深夜の都会で自転車を走らせる曲(ってありますか?)

降水確率10%にも関わらず
突然の雨に雨宿り。
今日は旅人ではないけれど
その時、少し時間が止まった。

2009/09/06

時計台


9月最初の週末は夏の陽射しのよう。
ですが、やはり真夏の太陽とは違う
控えめな照り返し。

毎朝、出勤支度の最中
NHKの朝のドラマを見ています。
今、放送中の「つばさ」は、ここ川越が舞台。
高速に乗ってしまえば本当に近いこの街は
東京を忘れさせてくれる
古い街並みが続きます。

優しく強い陽射しをバックに時計台。
秋は苦手な季節だったけれど
こういう太陽は、ちょっと良いかも
そんな風になりたいかも。

2009/07/26

2009、梅雨・後・夏

梅雨が明けて真夏の陽射しを浴びる。
ここ2週間の備忘録。


都議会選挙があった(7/12)
自分の通った小学校が投票所。
ゆっくり校庭を歩いて変わらぬ校舎を見上げる。
時間が止まっているようだが、卒業して
35年という年月に少々驚く。


真ん中に大きな種のある果物が好きだと
数年前に気づいた(桃、サクランボ、プラム等)。
何個でも食べられるが、お腹をこわすと
よく祖母に叱られた。


梅雨が明けた
君は夏の象徴だと思う。


今月は職場で異動があった
送迎会で大きな花束をいただく。
帰りの電車が少し恥ずかしい。
この日は日食の日だった。


花火大会が始まる。
隅田川の花火はビルの合間に
大きな火花が映る。
大通りは人で賑わい
裏の路地では街の人たちが集う。

2009年夏の始まり^^

2009/07/06

七夕・Eve

明日は七夕
梅雨の真っ只中で星を見るのは
少し無理があるのではないかと思う。
仙台の七夕のように旧暦で行うと
おりひめ星とひこ星は夜九時頃
夜空の真上に見えるそうな・・・。
東京も七夕、梅雨明けの8月にしませんか。

星は好きです。
星の光、星との距離、星を見ていた太古の人たち
そんな事を考えているうちに、
かかずらわっている日常の事が
小さく思えますよね。
「大河の一滴」ならぬ
僕らは
「大宇宙の一滴」

今年の夏は夜空を見よう!
押入れからさっき天体望遠鏡を
引っ張り出しました。

2009/06/21

行く川の流れは・・・

夏至の前日(昨日6/20)
日が長いので、早起きして
昼間を堪能する事に。
荒川を上流に向かって走る。

長瀞まで17km。
長瀞の文字が「鮎の塩焼き」に見えてくる。

お約束

「蕎麦」も有名

いつも見ている荒川とは随分違う景色だ

秩父鉄道の終着駅「三峰口」
駅の色と自転車の色が同じ^^
それが理由ではないけれど
長瀞~奥秩父
又ゆっくり訪れたいと思いました。

2009/05/06

メンフィスから



ブルースからロックへ
その発祥の地メンフィスから
その歴史の父として・・・
王として、今なお現役、
「B.B.キング」今年84歳。

1997年のアルバム ”DEUCES WILD”では
BBを囲み豪華なミュージシャンが
デュエットを重ねます。

ヴァン・モリソン
トレーシー・チャップマン
エリック・クラプトン
ミック・ハックネル
Dr.ジョン
ローリング・ストーンズ
ジョー・コッカー
デヴィド・ギルモア
ウィリー・ネルソン


豊かな音楽、本物の音楽のDNAが
引き継がれていくようです。
きっと笑顔いっぱいの録音だった事でしょう。

哀しみを包み込む大きさ、豊かさ
暖かさ、頑丈さ、優しさ、気高さ

いつまでも鳴り響きますように^^

2009/05/04

僕らは薄着で笑う

貴方がそこにいたから
音楽を、ロックミュージックを
愛し、信じる事ができました。
だから本当に寂しい。
はじめてこのカバーを聴いた時
涙が出た
今は涙が止まらない。

忌野清志郎 IMAGINE

2009/04/20

新緑の水元公園



緑が気持ちいい週末でした。
花や紅葉は「美しい」
新緑は「気持ちいい」
その違いは何?何故?

生まれたての葉は
生命の悦びに満ち
鮮やかで明るく眩しい。

そんな年齢には戻れないけれど
そういう中にいると元気をもらえる、
だから、気持ちよくなる。

そういう事・・・か^^

2009/04/10

腕まくり


暖かで明るい空気を感じる時
思い出すのは、あの女性・・・。
フィリップ・ウィルソン・スティーアの作品「浜辺の若い女性 」です。
Jeune femme sur la plage ( Jeune femme sur la jetée ),
Walberswick ( Suffolk ). / Vers 1888-89
Philip Wilson Steer 1860-1942

決して有名な絵ではないと思うのですが
1987年にオルセー美術館に行った際
一目ぼれしてしまいました。

それから8年後、PARISを訪れた時
窓際の高い所に展示されていた記憶を頼りに
再会できた時は本当に嬉しかったものです。

画家名と作品名をその時メモしたので
インターネットの時代では検索して
こうしていつでも見ることができるのは
やはり便利だなぁと実感。

暖かな光と風
美しいであろう彼女。
なんとも優雅な時間・・・
この絵の中に入ってしまいたくなります。

気温が20℃を超えた今日。
腕まくりをしながら
絵の貴女を思い出した
そんな一日でした。

2009/04/04

東へ

銚子港に向かって利根川沿いの道を走る。
道のりの半分が過ぎ「銚子」の文字が
「寿司」に見え始める・・・。あと50km。

水郷の町「佐原」で寄り道。 柳の新緑がなんとも優しい。

銚子の郷土料理「伊達巻寿司」

手前の大きな伊達巻・・・

この上品な甘さにすっかり癒されました。

2009/03/15

春爛漫



快晴、春いっぱいの一日でした。

今日は江戸川を上流に向けサイクリング。
途中、土手いっぱいの菜の花に
顔が思わずほころびました。

花を近くで見るとてんとう虫。
自転車で走っている途中
何度も顔に当たってきたのは君達か?

春は訪れると
次々とその姿を見せてくれます、すごい速度で。

来週は桜かな。


2009/03/03

暦の上では


桃の節句の今日
雨は夜に雪へと変わりました。

4日前の2月の雪には、まだそう呼べなかった、なごり雪。
3月になれば、冬は名残惜しむもの・・・
そんなことをぼんやり考えながらの帰り道、
ふと口ずさんでいる「暦の上では」、「なごり雪」。

ともに伊勢正三さんの曲。
僕が10代だった時、こっそり?大好きだった曲・・・です。

2009/02/11

Coldpaly-さいたまスーパーアリーナ

さいたまスーパーアリーナへColdplayのライブを鑑賞。

2/8ロスで行われたグラミー賞の授賞式を終え(3部門で受賞)
来日したメンバー。きっと気分良い来日だったのでしょう。

iPodのCFで使用された「VIVA LA VIDA」では会場が揺れるほどの大合唱。
この揺れ方は'85年に来日したB・スプリングスティーンが唄うBorn To Run のようでした^^

'70-'80年代のロックミュージックを聞くことが多かった数年前までですが
Coldplayは僕に「今」を届けてくれました。
21世紀の音楽に同調できるきっかけをくれたのは彼等です。

Coldplayは、美しいメロディーをそれぞれの楽器を使って妥協を許さず
圧倒的な努力で仕上げて行く誠実さ・・・それが彼らの魅力だと思っています。
(特に前作の「X&Y」では)

コンサートでも音楽を楽しみオーディエンスを大切にするそんな演出で一杯でした。
アリーナの後ろの方で観ていたのですが、突然すぐそばの特設ステージに走って
きて演奏を始めるサービスになんと感謝したことか。

昨年世界中で最もCDを売ったモンスターバンドを目の前5mで堪能しました。


2009/02/08

Arts and crafts

「生活と芸術-Arts and crafts展」を観に上野の東京都美術館へ。

アーツ&クラフツはイギリスの詩人・思想家ウイリアム・モリスが
19世紀後半に提唱したデザイン運動で、生活に使うモノにも芸術性や
作り手の技術の大切さを唱えたものです。

モリスの作品に、不思議な身近さを感じたのは
当時のイギリスにジャポニズムの影響があったせいなのか
日本のインテリアにモリスの影響があるのかは分かりませんが・・・。

祖父母が残した家具や民芸品には、
デザインに優れ、手作りの温もりのあるものが
多くあったように思います。身近に感じたのは
そういう懐かしさなんじゃなかろうかと、考えてみたりも・・・。

モリスのこんな言葉は(大掃除の時以外でも)とても、ハッとします。
「役に立たないもの、美しくないものたちを、家においてはいけない。」

2009/01/28

David Byrne on tour

SHIBUYA-AXホールにDavid Byrneのライブを観に行きました。
1階席はALLスタンディングなので、スルスルと前の方へ入り込み
D・バーンの斜め前5mの位置をGET。

そんな地の利もあったのですが、コンサートの素晴らしい事。
周囲からも「凄い・・・」とため息交じりの声が漏れていました。
音楽のポケットの多さ、深さ、巧さにひたすら脱帽。
又、ステージで美しく舞うダンサー3名は音楽をフィジカルな
エネルギーへと変換し魂を昇華させてくれます
(つまりトランス状態になる・・・?!)。

LIVEフィルム「Stop making sense」は1980年代、D・バーンを
中心とするバンドTalking Heads の珠玉の映像ですが、まさか
あの感動を2009年に味わうことができたなんて本当に幸福です。

笑って、踊って、唄って、泣いた 2009/01/28 渋谷の夜の巻。

2009/01/22

a kind of magic

昨年の秋から、Perfumeに ハマっている。
気づくとYoutubeを見倒していた。
自分が何故こんな事になってしまったのかを考えようとするほど、ハマる。
知人・友人にそんな事をカミングアウトすると「僕も・俺も・・・」と輪が広がり、
情報が交換され、さらにハマる。

きっとこれは「魔法」なのだ、と思考をその辺で止めておこうと思います。

アメリカでは新しい大統領が誕生し、
人々の顔に笑顔が映る。
世の中には、元気と希望を与える良い魔法もあれば
恐怖と憎しみを与える悪い魔法もある・・・。

せっかくかかった良い魔法なら
その力を自分の為だけに使わないようにしたいなと
(それが今年の目標か?) 。

本年もよろしくお願いいたします。