2009/10/19

さようなら、トノバン

トノバンのアルバム「ベネツィア」(1984)収録の
ハリーズ・バー


僕はひとりでいる事が好きなので
気持ちいい一人のとき
辛い一人のとき
いつも、トノバンのハリーズバーを
口ずさんでいました。


♪ハリーズBAR   
       作詞   安井かずみ
       作曲・歌 加藤和彦

キャフェで読むニュースは
2日遅れのヘラルドトリヴューン
誰に 気がねもなく
過す時間も いいものだと

子供たちの遊ぶ
広場を抜けて あてない午後
他人が振り向くほど
淋しくないと 口笛吹く

*例えば 君とハリーズBAR
 いつもハリーズBAR
 夕暮れどき
 あの頃 君とヴァイオリン
 甘いヴァイオリン
 見つめていた
 二人なら 何処にいても
 人生になる

ガラス越しに眺く
古いアンティック・ショップ
ヴェネツィアン・グラス
暫し 腕組みして
想いに更ける 旅のつれづれ

ふと 君がそばに
居る気配に 振り向いては
そんな 筈もないと
にが笑いして 誤魔化してる

 例えば 君とハリーズBAR
 酔えばハリーズBAR
 喧嘩をしたり
 あの頃 君とシンフォニー
 愛のシンフォニー
 奏でていた
 ふたりなら 何をしても 
 人生になる

* くりかえし ♪


***

エレガントで
美しい孤独 もある

そんな曲だと思って
ずっと愛してきました。

憧れの人、トノバン(加藤和彦さん)
どうぞ、安らかに。