2006/04/16

恩師との再会


世田谷文学館で開催されている
「ヘルマン・ヘッセ展」。
http://www.setabun.or.jp/hesse.htm

10代の終わり頃
ヘッセを読み漁っていました。
特に「荒野のおおかみ」という本では
雷のような衝撃を受けたものです。
(主人公の名前が”ハリー”だった事も
その衝撃の一役をかっていたと思います・笑)


大切な恩師との再会でした
(もちろん実際に会った事はありません)。

当時、読んだ数々の「教え」がよみがえる中
ヘッセの囁きが聞こえてくるようでした。
「これからも続く人間への道のりを
その日々を・・・その時々を・・・
闘い、味わい、楽しんでいますか?」と。

会場に行った昨日
4/15(土)の東京は
少し冷たい空気と
やわらかな春の日差しが零れる
ヘッセのような一日でした。

2006/04/09

新年度には・・・


新年度・新学期・・・
この季節には時計が気になります(欲しくなります)。

中学の入学時に初めて買ってもらった時計
最初に買ったデジタル式の時計
働き始めて崖から飛び降りる覚悟で買った時計
壊れた時計も何故だか捨てられず
そっと箱の中にしまってあります。

ある時思ったんですね・・・。
「時計は宇宙だ」って。
それは、透明なボディに収まった
トゥールビヨンというメカニズムを目にした時で
なんだか涙が出そうになりました。
小さなスペースに信じられない程のたくさんの
歯車が並んでいて
何一つ無駄が無く、地球が一回転するスピードと
同調するために、まるで生命があるかのように
動いています。

少し飛躍した言い方をすれば
「時計」は
宇宙と僕の生命の間にある
小さな窓なのかも知れません。

深夜の静寂な時間に
もし、機械式(電池やソーラー式でないもの)の時計を
お持ちでしたら
耳に当ててみてください。

そこには
宇宙の中でどれだけの期間存在していたかを
計測する、どこか厳粛で凛と高く響くサウンドが
流れています。

2006/04/03

The Rolling Stones

久しぶりのLIVE
さいたまスーパーアリーナへ
ストーンズを観にいきました。
オープニングの
Jumpin' Jack Flash・・・
曲が分かったと同時に
目から涙がボロッ。


東京ドームに比べ
ステージとの一体感が格段に良いので
ミック・ジャガーのオーラが
ビシビシ飛んできました。
恐るべし62歳・・・
超優良健康体。

2006年における
ロックって何?って
真剣に考えてしまいました。

もちろん、答えは出ていません(微笑)。