今日のニュースでフォークデュオ「風」の大久保一久さん
(くぼやん)が他界された事を知った。
10代の頃は洋楽派で邦楽はあまり聞かなかったのだけれど
「風」は何故か特別だった。きっかけは伊勢正三さんの
楽曲だったのだけれど何年もかけて聴いているうちに、
本当に心に馴染む曲は大久保一久さんの曲が多い事に
気づく。
くぼやんの「ロンリネス」という曲は、歴史的な名曲では
ないかも知れないけれど、何か大きなものを失った時
どうしようもない空虚な時間を静かに歌い上げてくれる
僕にとっては特別な一曲。
「古都」という曲では、その世界に惹かれて高校時代
友人達とと旅行をした。 画像は1980年3月の京都で
歌詞に出てくる「日が沈む嵐山」「にぎやかな四条通り」
そして横っちょの写真は大人ぶった当時の僕ら。
この旅行が忘れられなくて高校卒業後、僕は東京を離れて
京都で4年間学生生活を送った。風を聞かなかったら別の
人生を送っていたかも知れません。
ありがとう、くぼやん。