2011/08/31

夏が終わり

8月も終わり、海に行かず、旅行にも行かず
ぼ~っとしてる間に終わってしまった2011の夏。
ささやかな振り返り


絶品のスープカリー屋さんを見つけました。


近所で大人の夕食屋さんを見つけました。


日頃、足に使っている自転車(Gマル君)のハンドルを
緑色にしてみました。










ひと月遅れの隅田川花火。ちょっとホロ切なく。


8月最後の日曜日は江戸川をサイクリング。
夏の終わり秋の気配、そんな空、そんな草むら。



穏やかな夏の日々でした、ありがとう^^

2011/08/04

映画の余韻

梅雨に戻ったような夏の日々、今年ももう8月に。
先月は得るより無くしてしまうような事が多かった。
そんな中で見た映画「Biutiful」
僕はこの映画の中に「光」は見えませんでした。
見終えた後に残ったものは「希望のない切なさ」だけ。
だから本当に辛かった。

現代のバルセロナを舞台に、余命2ヶ月と診断された男は
散らかった人生に納得の行く幕引きができないまま息絶える。
そんなストーリーの余韻がいつまでも消えなかった。

対応策(?)として、翌週レンタルDVDで「GANTZ」を観た。
死んだはずの人間が不思議な世界で生き返ったりする物語
(ちょっと内容説明を端折りすぎですが・・・)。
その翌週は「アウトレージ」(北野武監督)を観た。
これはそんなことで人は殺されてしまう・・・という映画。
少し「Biutiful」の辛さが中和された。
死があるから生がある。どういう状況であれ
「生」は「生」なのだ。

一昨日、コンゴトロニクスのライヴに行き、歓喜の中で踊った。
アフリカ音楽のパワーに身を委ね、その豊かさに甘えてみた。
この幸福な「生」のひと時を噛みしめてみる。



音楽の喜びを(その喜びの本質を)僕に教えてくれたのは
先月亡くなられた音楽評論家の中村とうようさんだった。
とうようさんは全てやりきった人生だったのだと思う。
「生」の終わりは、祝福の中で見送られない事も
受け入れなくては行けない現実。
ありがとうございました、とうようさん。

そして僕は、もう一度「Biutiful」を見てもいいぞと
思えるようになった。


「Biutiful」
2010年スペイン・メキシコ合作映画
配給:ファントム・フィルム
http://biutiful.jp/index.html