2014/01/22

再会

秋に突然連絡のあったスミオ君と約束通り
新年会(忘年会の日程がつかず)を開催。
我々男に二言なく、再会が実現した事に自画自賛。

この日はスミオ君の他にキヨちん、チャラぼうも
加え計4人の新年会。僕にとっては35年ぶりの
顔ぶれだった。

お酒の力も加わり、あっという間に
35年前に。
だれだれちゃん(女子)の話は、お約束的だけど
あいつが他界して・・・とか
あいつが消息不明・・・とか
35年の月日とは、そういう所で現る。

ホントはみんなそれなりに苦労をし
何かを抱えているのだろう。
会話の所々に、そんな破片が見え隠れする。
「お前なら大丈夫だよ!」
根拠なくさっぱりと言う、キヨちんは
相変わらずだ。その変わらぬ軽妙さに
涙が出そうになった。

単身赴任が長くてさ・・・
体型が横に延びたチャラぼうはサラリと言う。

こうして会える、集まれるなら
僕らは大丈夫だ。
だから、集まれなくなった
仲間が心配だ、だって友達だろ。
と熱く語るスミオ君も変らない。

ハリッペ(僕の昔のあだ名)今度は女子呼ぼうな!
それから
ヨシノの行方探ろうな!

そんな約束をして僕らは3件目のラーメン屋まで
子供のように遊んだ。
みんなまたね!

2014/01/02

1981~1982



新年は「A long vacation」ばかり聴いている。

年末の大滝詠一さんの訃報に、ただ驚くばかり。
そのアルバムは1981年、友人のT君からもらったカセットで
初めて聴いた。T君は「お前は絶対これが好きなはずだ」とか言って
よくカセットをくれた。サザンオールスターズの「ステレオ太陽族」
なんかもそうだった。センチメンタルでロマンチックな曲は
とにかく僕向けらしい。

ロンバケでは「恋するカレン」、サザンでは「栞のテーマ」を
とにかく聴け!だったね。でもその当時は浪人生活を送っていて
遊んでいる友人達を羨んでいたつもりはないけれど、
実はカレンも栞のテーマもちょっと違うって思っていた。
もっとロックだろ、そんなお洒落は嘘だろと。

そんな疑問符ばかりの生活をしている僕に向かって
完璧な矢を放ってくれたのが佐野元春さんのアルバム「Someday」だった。
いつかと題された曲、たどり着きたいと叫ぶ楽曲。
僕と世の中の間の溝を美しく昇華させてくれた恩人のような作品だ。
このアルバムは予備校で知り合ったN君が、「絶対お薦め」
と言ってカセットをくれたのが最初の出会いだった。

アルバム「Someday」の中には「A long vacation」のDNAがある。
それは「Niagara Triangle Vol.2」で大滝さんと佐野さんが出会った
事によるもので、清らかに透明で、洪水のように分厚い音は
そこで引き継がれているように思う。

「A long vacation」がすっと聴けるようになると
このアルバムの中にある音楽の宝物の多くを知る事ができた。
お陰で古今東西のポピュラーミュージックを
幅広く聞けるようになったと思う。

大滝詠一さん、本当にありがとうございます。
そして僕に音楽を教えてくれる大切な友達のみんな
いつもありがとう。
今年もよろしくお願いします。