2006/04/09

新年度には・・・


新年度・新学期・・・
この季節には時計が気になります(欲しくなります)。

中学の入学時に初めて買ってもらった時計
最初に買ったデジタル式の時計
働き始めて崖から飛び降りる覚悟で買った時計
壊れた時計も何故だか捨てられず
そっと箱の中にしまってあります。

ある時思ったんですね・・・。
「時計は宇宙だ」って。
それは、透明なボディに収まった
トゥールビヨンというメカニズムを目にした時で
なんだか涙が出そうになりました。
小さなスペースに信じられない程のたくさんの
歯車が並んでいて
何一つ無駄が無く、地球が一回転するスピードと
同調するために、まるで生命があるかのように
動いています。

少し飛躍した言い方をすれば
「時計」は
宇宙と僕の生命の間にある
小さな窓なのかも知れません。

深夜の静寂な時間に
もし、機械式(電池やソーラー式でないもの)の時計を
お持ちでしたら
耳に当ててみてください。

そこには
宇宙の中でどれだけの期間存在していたかを
計測する、どこか厳粛で凛と高く響くサウンドが
流れています。